プロフィール
ゆんたま
yuntama

現役週末プレーヤー・元テニスコーチ(コーチ歴10年)
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高校からテニスを始め、4年目でテニスコーチのアルバイトを始めました。
自分自身で試行錯誤しながら自分で上達するために工夫してきました。
自分が上達したノウハウを少しでもお伝えできればと記事を書いています。
市民大会にも出場しており、勝つためにのメンタルや技術、戦術を惜しみなくお伝えしていきます。

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【少ないボールでできるテニスの練習メニュー11選】図解付きで差がつくドリルを紹介!

アイキャッチ画像 C級優勝への道

テニスの練習メニューがマンネリ化してきて何か情報がほしい

もっとテニスを上手くなるための練習がしたい

少ないボールでもできる練習メニューが知りたい

サークルや部活を運営しているとこんな悩みを抱えたことはないでしょうか?

練習メニューが思いつかず、マンネリ化してしまったりしますよね。

練習しててもなかなか上手くならなくて楽しくなってきたりするかもしれません。

そんな方に少ないボールでできる練習メニューを11選紹介していきます。

ラリー系のメニューばかりですが、普段と違うプラスαの要素を加えることでとても意味のある練習となります。

まず、練習するにあたっての大切な心構えをお伝えしてから練習メニューを紹介していますので、心構えに関してもしっかりと読んでおいてくださいね!

集中して取り組めば必ず上達していきますので、気に入った練習メニューから是非取り組んでみてください!

練習するにあったっての心構え

まず、練習するにあたっての心構えとして下記ポイントを理解してくださいね!

1:練習のための練習をしないこと

2:ボールを使った練習の時にフォーム等を意識しないこと

それぞれ順番に解説していきましょう!

練習のための練習をしないこと

これは練習する中で一番避けてほしい考え方です。

試合を無視して練習でただ気持ちよく打っているだけになってはいませんか?

それだと試合でもただ気持ちよく打ってしまい、ミスが早くなってしまいますので、勝てるものも勝てません。

試合をするうえで勝ち負けはどうしても出てきます。

試合に出ずにずっと壁打ちやオートテニスばかりしているよという方は例外となりますが、練習試合であっても負けるよりは勝ちたいですよね?

そのためには常に試合を想定して練習しましょう!

ボールを使った練習の時にフォーム等を意識しないこと

これも多くあると思いますが、テニスはラケットでボールを打ってコートに入れるスポーツです。

そのため、ボールをいかにコントロールするかがとても大切な要素となります。

ボールをコントロールする感覚を養わないといけないにも関わらず、「もっと膝を曲げて」「肘をこうやって動かして」「ラケットをこう引いて」と自分にスポットライトが当たっていると、ボールコントロールに対する練習ができなくなります。

もし、フォームの改善をしたいのであれば、素振りをたくさんしましょう!

無意識でできるようになるまでに、1万回その動作をしないといけないと言われていますので、根気強く取り組んでくださいね!

ストローク編

まずはストロークから順番に見ていきましょう。

この練習は相手に了承を得なくても勝手に取り組むことができるメニューがいくつかあるので、次の練習で取り入れてみてくださいね!

ショートラリー

的当て

ショートラリーをただ行うのではなく、的を置いてショートラリーをしてみましょう!

サービスラインからラケット一本分ほどネットに近いところにボールを置き、そこを狙い続けます。

置いたボールに対してスピンやスライス、フォアやバックで狙い続けましょう!

~狙うときのポイント~
・どれぐらいの強さで打てばその的に当たるのかを調整する
・どれぐらいの高さで打てばその的に当たるのかを調整する
・どれぐらいの回転量で打てばその的に当たるのかを調整する

もしかしたら、まだそこまで上手く回転をかけれない方もいるかもしれません。

それでも的を狙い続けましょう!

ボールをコントロールしているという感覚が大切ですので、それを養ってくださいね!

相手に相談して的を置いてもらうのは恥ずかしいと思う方は、相手の適度な距離に転がっているボールがあればそれを狙って打ってみましょう!

それならに声をかけることなく練習ができるのでおすすめですよ!(ちなみに私もそのタイプです。)

フォア・バックを交互に狙う

これは言葉通りフォアとバックを狙いましょう!

どんなボールが来ても必ず相手のフォア・バックと交互に狙うつもりでコントロールします。

そうすれば、おのずと打ち分けることができるようになりますよ!

スピン・スライス交互

フォア・バック交互にも狙えるようになったら、次は回転のコントロールもしていきましょう!

打てる方はスピン・スライスを交互に打ってください。

回転をしっかりと打ち分けることが出来る方はそれにフォアバック交互を付け足していきましょう!

ロングラリー

エリア的入れ

ロングラリーもただ気持ちよく打つのではなく、しっかりとコントロールする意識を持ちましょう!

できれば、シングルスもダブルスも深さを重視したいので、サービスラインとベースラインの間のエリアを狙い続けます。

浅くなると攻撃される恐れがあるため、強さは二の次としてまずはしっかりとスイングしながらエリアにボールが落ちるように狙い続けてくださいね。

~このラリー練習で感じてほしいこと~
・どれだけのスイングスピードであればボールをコントロールできるのか。
・どれだけの高さで打てばエリアに落ちるのか。
・どれだけの強さで打てばエリアに落ちるのか。

この感覚がわかれば、あとはそれをひたすら体に覚えこませましょう!

そうすれば試合でも安定してエリアに落とし続けることができますよ。

また、もしかしたら相手は気持ちよくバコバコ打ってくるかもしれません。

でも、本番はそういうボールをコントロールしないといけないので、より集中しましょう!

アウトやネットばかりするなら練習にならないので、文句を言うこともできますがそうでないなら仕方ありません。

【自分は自分】【相手は相手】と割り切ってイライラせずに自分がやるべきことに取り組みましょうね!

高さのコントロール

次はストロークで高さのコントロールをしていきましょう!

目標はネットの高さ1mぐらいと2mぐらいを打ち分けます。

コントロールするにはある程度の回転をかける必要がありますが、これができるようになるとプレーの幅がかなり広がります。

~取り組むメリット~
●シングルスの場合
・リズムを変化させ相手のミスショットを誘えるようになる。
・相手の打点の高さを変えることができる。
高いボール→相手の打点が胸から上になりやすい。
低いボール→相手の打点が胸から下になりやすい。

●ダブルスの場合(基本はシングルスと同じ効果)
・高さを出してコントロールできることで、前衛に触られにくくなる。
・高い打点からクロスに打つことは難しいので、相手ボールがストレート方向に流れやすくなり、味方がボレーしやすくなる。

これだけプレーの幅が広がるならやらない手はないですよね。

試合にかなり活かすことができるので、ものにしていきましょう!

深さのコントロール勝負

ロングラリーの状態でサービスラインからベースラインの間だけで勝負をしてみましょう!

この勝負は強さよりも深さのコントロールが求められる勝負です。

~このラリーのポイント~
・強く打って相手にミスをさせることも大切ですが、ショートラリーやロングラリーで練習をした感覚の状態でいかに焦らず自分を保てるかがポイント。
・勝負をしている緊張する場面でいかにいつものスイングができるか。
・回転や高さを使ってどうやってミスをさせるかを考える。

試合で緊張する場面ってどうしてもラケットを振れなくなってしまいますよね。

でも、その中でいかに自信をもってスイングできるかがとても大切です。

その自信をつけるために、まずは練習で自分のスイングをして感覚を養い、自信をつけていきましょう!

ボレー

それでは次はボレー練習を紹介していきますね。

ボレーボレー

フォア・バック交互

定番のボレー・ボレーですが、この練習もただボレーで相手に返すだけではなくしっかりとコントロールを意識しましょう!

まずは相手のフォアバック交互を狙いながら、慣れてきたら相手の高さに対してもコントロールをしてみましょう!

目安はこの8コースです。

~狙うコース~
●フォア側:ハイボレー、ミドルボレー、ローボレー
●バック側:ハイボレー、ミドルボレー、ローボレー
●ボディ、真ん中足元

この8コースに打ち分けることができるとかなりボレーの質はあがりますよ

また、打ち分けることなんて楽勝という方はこちらの練習を取り組んでみてください。

ペアの方に壁役になってもらい、さきほどの8コースのどこかにラケットを出してもらいます。

そこに向かってボールをコントロールしてみましょう!

この練習は相手を見ないといけないので視野が広がります

どうしても手元ばかり見てしまい相手の動きが見えないという方は、この練習をして視野を広げる練習もしていきましょう!

ローボレー対ハイボレー

次はローボレー対ハイボレーのポイントを取るための練習です。

試合中にチャンスボールをふかしてしまった経験はないですか?

それは慌てているのもあるかもしれませんが、技術不足かもしれません。

この練習でしっかりとボールを抑えることができるようになりましょう!

~練習方法~
・一人が壁役になり、相手のハイボレー付近にボールを送ってあげます。
そのボールをしっかりと相手足元にコントロールできるようになりましょう!

壁役もディフェンスの練習として役に立つので気を抜かないように集中してくださいね!

ボレー対ストローク

エリア的入れ

これはストロークの時と同様、深さのコントロールをするためにサービスラインとベースラインの間のエリアにしっかりとコントロールしていきましょう!

最初は浮いたボールでも大丈夫ですが、慣れてきた方はボールが浮かないようにも注意してください。

深さをコントロールしながら、スライスサイドスピンをかけて相手になるべく低いところで取らせるように意識しましょう!

相手に低いところで取らせることができれば、次のボールが浮いてきやすいので試合ではかなり有利になりますよ!

長短ボレー

次は3人1組になり長さのコントロールをしてみましょう!

~練習のポイント~
・ストロークで打たれたボールに対してボールが浮かないようにボレーヤーの足元へコントロール
・ボレーヤーから返ってきたボールを深くつなぐ

~本番の想定~
・ストレートアタックされたボールを相手に前衛の足元にコントロールする
・ボレーヤーから返ってきた攻めれないボールをしっかりと後衛側に深くつなぐ

3人一組なので他の方に協力してもらう必要がありますが、実践を想定した少し難易度が高い練習です。

最初はボールに強さはいらないので、ゆっくりなボールでコントロールをしましょう!

慣れてきたらストロークの方にしっかりと打ってもらい、なるべく実践に近い状態で練習してみてくださいね!

サービスエリア内のボレー勝負

最後はサービスエリア内で2人ペアになりボレー勝負をしてみましょう!

~ルール~
必ずノーバウンドで取らないといけない
強打をしてはならない

~この練習の目的~
ボレーは前後左右に打ち分ける必要がありますが、それを実践的に行う勝負です。
この勝負で左右だけだとポイントを取ることは難しいので、前後のドロップロブ等も使っていきましょう!
この狭いエリアの中でいかに相手を動かしてバランスを悪くさせるかがポイントとなります。

相手が何をしようとしているのかをしっかりと見極めるのも大切なポイントですよ!

まとめ:試合のための練習をしよう!

それでは今回紹介した練習メニューをまとめていきます。

  1. 練習するにあったっての心構え
    1. 練習のための練習をしないこと
    2. ボールを使った練習の時にフォーム等を意識しないこと
  2. ストローク編
    1. ショートラリー
      1. 的当て
      2. フォア・バックを交互に狙う
      3. スピン・スライス交互
    2. ロングラリー
      1. エリア的入れ
      2. 高さのコントロール
    3. 深さのコントロール勝負
  3. ボレー
    1. ボレーボレー
      1. フォア・バック交互
      2. ローボレー対ハイボレー
    2. ボレー対ストローク
      1. エリア的入れ
      2. 長短ボレー
    3. サービスエリア内のボレー勝負

今回11種目の練習メニューを紹介させていただきました。

ショートラリーやロングラリー、ボレーボレー等は普段からしているとは思いますが、そこにプラスαを加えてあげることでとても意味のある練習になります。

練習は何となくやってもあまり上達しません。

試合で活かすために練習をしているのですから、試合を想定して練習するようにしましょうね!

テニスで大事なことはショットの威力よりもボールコントロールです。

これは間違いありません!

しかし、レベルが上がるにつれてサーブが速くなったり、ストロークが強くなったりしてきますので、対抗できるだけの技術は必要となりますが、それでもコントロールの方が大切だと思います。

もちろんショットの強さは不要と言っているわけではなく、コントロールできるショットの強さを上げていく必要はありますよ。

でも、テニスはどういうスポーツなのかをしっかりと理解して練習に励んでくださいね!

この記事が少しでもあなたの役に立てれば幸いです。

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