プロフィール
ゆんたま
yuntama

現役週末プレーヤー・元テニスコーチ(コーチ歴10年)
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高校からテニスを始め、4年目でテニスコーチのアルバイトを始めました。
自分自身で試行錯誤しながら自分で上達するために工夫してきました。
自分が上達したノウハウを少しでもお伝えできればと記事を書いています。
市民大会にも出場しており、勝つためにのメンタルや技術、戦術を惜しみなくお伝えしていきます。

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【テニス】大人数や部活でできる球出し練習メニュー6選を紹介!

アイキャッチ画像 基本技術の習得

●大人数で練習するときに待ち時間が多くなってしまう

●部活でもっと盛り上がるハードな練習をしたい

大人数がコートに入るときってどうしても待ち時間が長くなってしまいますよね。

夏だと休憩になるので良いですが、冬だと寒くて耐えられません。

そこで、元テニスコーチの私が実際に練習やレッスンで行っていた大人数でもできるメニューを紹介します。

ストローク編を3つネットプレー編を3つ紹介していますので、練習に取り入れてみてはいかがでしょうか?

また、球出し練習は球出し役の技術がとても大切です。

球出し役がプレイヤーを操ってあげないとケガにもつながりかねないので、まずは手出しとラケット出しのポイントを紹介しています。

部活の先生やサークルの進行する人は最低限できたいポイントですので、ポイントを学び練習してみてくださいね!

球出しをするときのポイント

大人数で練習するときに球出し役が必要になります。

しかし、球出しって意外と難しいですよね。

そんな方に球出しのポイントをお伝えします。

~手出しの場合~
●丁寧に打てるところへ出してあげる
●右手でも左手でも出せるようになる
●ボールを出す高さを考える

~ラケット出しの場合~
●コンチネンタルグリップで持つ
●打つのではなく運ぶ意識
●球出しの落下地点をどこにすればよいか考える

簡単にまとめると球出し上達のコツは思いやりです。

イメージとしては小さい子供にボールを渡してあげるぐらい優しく投げてあげましょう!

打点の位置に子供が待っていると思って投げてあげるとだいぶ打ちやすくなると思います。

また、ラケット出しにしても同じです。

打点の位置に子供がキャッチするために待っているとイメージしましょう!

子供にキャッチさせるのにウエスタングリップで握ってスピンをかけてしまうと取りずらいですよね。

なので、コンチネンタルグリップで握りロングボレーを打つようなイメージで運ぶようにして出してあげましょう!

ストローク編

運動量の多いレベルアップが見込めるストローク練習の球出しを紹介します。

ワイパー

球出し一人に対して2列で並びます。

そして下の画像の順番で打っていきましょう!

1:デュースサイド側に出たボールを赤丸の人が打ちます。その時打たない黒丸の人は同じように横に走り素振りをしましょう!

2:次にアドバンテージサイド側に出たボールを黒丸の人が打ちます。その時打たない赤丸の人は横に走っていき素振りをしましょう!

想定はシングルスとなる振り回し練習です。

~この練習のポイント~
・動かされている状況ですので、無理して打たずコートの真ん中深いところに高い軌道で返す

これは球出しの人が絶妙なところに出してあげる必要があるので、打つ人の守備範囲を考えて出してあげてくださいね!

八の字

球出しに対して2列で並びます。

真ん中にコーンを2つ置き2人で八の字に動きながらフォア・バック交互に打っていきます。

これはプロもやっている基礎練習です。

~この練習のポイント~
・ボールに対して正しく後ろから前に入るための練習

・動きの中で足腰を踏ん張り体重を乗せながらボールを打つ

球出しの人は最初に黒丸の人に出し、ワンテンポ置いてから赤丸の人に出してあげましょう!

そのあとはずっと黒丸が先に打つポジションに来るので、タイミング良く出してあげてください。

前後フットワーク

球出し役の前に2列に並びます。

名前の通り前後に動いて打っていきましょう!

~この練習のポイント~
・前のボール(アタックボール)と後ろのボール(ディフェンスボール)をしっかりと区別して打つこと

・前のボールを少し山なりで打っていると相手に追い付かれて逆襲を喰らう可能性があるので、なるべく高い打点でフラット気味に打っていく

・後ろのボールを低い軌道で打ってしまうと浅くなりやすく相手のチャンスボールになりかねません。しっかりと自分の態勢を立て直すために、中ロブ気味の深いボールを打つように心がけましょう!

球出し役の人はただ振り回すこと考えるのではなく、シチュエーションを想定して出し手上げることが大切です。

後ろのボールを低く速く出してしまうと下がる時間で作れずショートバウンドで処理してしまいます。これだと想定と違ってきますので、山なりのアウトするボールを送ってあげてくださいね。

ネットプレー編

続いてネットプレーでの球出し練習を紹介します。

連続球出し

ネット前に並び2列で手出しの球出しを行います。

フォア・バック交互にボール出しをしますが、なるべく出すタイミングを早くして行いましょう!

~この練習のポイント~
・足をしっかり踏み込みながらフットワーク力を鍛える

・近い距離から出されることでコンパクトなラケットセットを覚える

・姿勢が高くなると動きのバランスが悪くなってしまうので、パワーポジションの状態をなるべく
 キープし目線を一定に保つ

ボレーは目線を一定に保ち、ラケットセットをコンパクトにする必要があります。

しっかりボールを捉えるためにもなるべく姿勢をキープしましょう。

ハイボレースマッシュ

ネット前に2列で並びラケット出しで行っていきます。

ボールを出す順番は数字の①~④を参考にしてください。

一人で出すのが難しければ両サイドのアレーコートに球出しが並び、それぞれに出してあげましょう。

~この練習のポイント~
・ハイボレーとスマッシュのチャンスボールに強くなる

・強く打つことも大切ですが、コースもしっかりと狙えるように意識しましょう!

この練習での注意点としては、球出しのテンポが速すぎると動くことに必死になってしまい打つことが疎かになりやすいです。

それだとただの前後に走り回る練習になってしまうので、球出しの人も出すテンポには注意しましょう!

バラフライドリル

最後は球出しも難しいですが、とても練習になるメニューです。

矢印は選手の動く方向、番号は球出しの順番となります。

黒丸の人は黒い番号の1・3・5・7番、赤丸の人は白い番号の2・4・6・8番となります。

~この練習のポイント~
・斜め後ろに下がる動きを身に着けることでスマッシュの幅が広がる

・スマッシュ時にバランスを意識しないと次の動きが遅くなってしまうので、バランス良く打つことが大切

・シングルス・ダブルスどちらにも有効な練習

ダブルスでは特にネット前でのこの前後の動きが大切になってくるので、決定力に欠ける方、前後の動きが苦手な方は是非やってみてくださいね!

まとめ:大人数でもできる練習メニューでレベルアップしよう!

それでは本日紹介したメニューをまとめていきますね。

  1. 球出しをするときのポイント
  2. ストローク編
    1. ワイパー
    2. 八の字
    3. 前後フットワーク
  3. ネットプレー編
    1. 連続球出し
    2. ハイボレースマッシュ
    3. バラフライドリル

今回紹介したドリルは大人数でも部活でもできる練習メニューとなっています。

一人の打つ数を少なくすれば、回転率も上がりますし待ち時間を削減することができます。

このメニューを基準に大人数での回し方を工夫してもらえればなと思います。

また、どのメニューも運動量が多いので、心拍数を上げたいときや追い込み練習をしたいとき等もおすすめとなっています。

球出しドリルは球出し役がとても大切ですので、みんなでできるようになって順番に回しながら行ってくださいね!

この記事があなたのテニスライフの役に立てれば幸いです。

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