プロフィール
ゆんたま
yuntama

現役週末プレーヤー・元テニスコーチ(コーチ歴10年)
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高校からテニスを始め、4年目でテニスコーチのアルバイトを始めました。
自分自身で試行錯誤しながら自分で上達するために工夫してきました。
自分が上達したノウハウを少しでもお伝えできればと記事を書いています。
市民大会にも出場しており、勝つためにのメンタルや技術、戦術を惜しみなくお伝えしていきます。

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【ロブマスターへの道!】上げる方向と考え方・テクニックを徹底解説!

アイキャッチ画像 C級優勝への道
師匠
師匠

テニ太は試合中にロブを使うことあるか?

テニ太
テニ太

ロブを上げると相手前衛にスマッシュてポイントを

取られてしまいそうであまり使わないよ。

師匠
師匠

それはとてももったいないぞ。

一般の試合ではロブはかなり有効じゃから是非取り入れる方がよいぞ。

テニ太
テニ太

えっ⁉そうなの⁉

でも、あんまりロブが得意じゃないし・・。

師匠
師匠

それでは今回はロブの有効性やテクニックを伝えていくぞ。

皆さんも試合中にロブを使用するでしょうか?

女子ダブルスでは多く見られますが、男子ではあまりないように思えます。

男子でもかなり有効なショットですので、あまり使用されない方はこの機会に有効性とポイントを抑えてくださいね!

今試合中でも使っているよという方は再確認と効果的な戦術も紹介してますので確認してくださいね。

~この記事でわかること~

☆ダブルスにおけるロブの有効性

☆上げるときのテクニックとやりがちなミス

☆状況に応じてロブの上げる方向を考えよう

それでは順番にみていきましょう!

ダブルスにおけるロブの有効性

師匠
師匠

ダブルスにおいてなぜロブが有効なのかを説明していくぞ。

☆相手陣形を崩しやすいから

☆スマッシュが得意ではない人が多いから

☆自分の態勢を立て直す時間をつくれるから

相手陣形を崩しやすいから

ロブは相手の頭上に上げるショットで、高さ・深さが良ければ相手の陣形を崩す効果があります。

ロブをあげるうえで効果的な場面は下記となります。

全員が右利きと想定して、デュースサイドでストレートロブが抜け、相手がチェンジした場合は後衛同氏のラリーがフォア(自分)対バック(相手)となります。

得意不得意にもよりますので、一概にどちらが有利とは言い難いですが、バックよりもフォアの方が威力を出しやすいので、有利になりやすいです。

また、ボレーヤーを見てもフォアボレーになるのか、バックボレーになるのかショットの精度は変わってきます。

ポーチの出やすさも違ってきますので、この場合は有利になりやすいですね。

逆にアドバンテージサイドで同じようにストレートロブのパターンを想定していきましょう!

この場合は先ほどと異なり、バック(自分)対フォア(相手)となってしまいます。

ボレーヤーも同じように、バック対フォアになってしまいますので、ポーチに出づらくなってしまいまうす。

相手を動かすという意味では良いですが、その後に不利になる可能性もあるということを忘れてはいけませんね。

テニ太
テニ太

相手がバック側になったとしても、回り込みフォアで打てばいいじゃないの?

師匠
師匠

もちろん、それも可能じゃ。

じゃが、回り込もうとしてサイドより立つとセンターが大きく空いてしまうから、リスクがあることを忘れてはならんぞ!

スマッシュが得意ではない人が多いから

次は市民大会のレベルだとあまりスマッシュが得意ではない人が多いからです。

あなたはスマッシュが得意でしょうか?

ロブが上がってきたらある程度コントロールできる自信があるでしょうか?

もし、自身がないという方はこちらの記事をご覧ください。

スマッシュを打たれてはいけないと思っている方も多いかもしれませんが、それは相手がスマッシュを得意な時だけです。

何度かロブを上げて、対応の仕方を観察してみてください。

1:振り遅れて根元に当たりアウトしているのか

2:当ててつないでくるだけなのか

3:しっかりと打ってくるのか

この3つのうちのどれかになると思います。

このうち1や2であった場合はそこが狙いどころになります。

ロブで抜こうとすることも良いですが、相手が苦手なのにこちらがリスクを冒す必要はありませんので、チャンスボールにならなければOKぐらいのスタンスでロブを使用しましょう!

テニ太
テニ太

確かに僕はスマッシュが得意じゃないからロブを上げられると

縮こまってしまい打てなくなってしまうよ。

自分の態勢を立て直す時間をつくれるから

これはプロの試合でも良く使うテクニックですが、サイドに追い出されたときにいつも通り打ち返してしまうと、オープンスペースが広くなっているので、決められやすくなります。

そこで、無理に打とうとするのではなく、次のボールの相手ボールに備えてポジションへ戻る時間を作る必要があります。

ここで一発逆転を狙ってストレートアタックやショートクロス等を狙っていては、入る確率が低いので避けましょう!

テニスは確率のゲームです。

まずは自分がミスをしないための最善のショットを選択できるようになりましょう!

師匠
師匠

この一本をつなぐことができるかどうかで試合の流れは大きく変わるぞ

スーパーショットを決めようが、相手がミスしようが同じ1ポイントじゃから無理はするものではないぞ!

上げるときのテクニックとやりがちなミス

師匠
師匠

次はロブを上げるうえで抑えておきたいポイントを紹介するぞ。

☆ロブの種類と特徴を知ろう

☆ボールの深さをコントロールしよう

ロブの種類と特徴を知ろう

ロブには3種類の上げ方があります。

☆トップスピンロブ

☆フラットロブ

☆スライスロブ

それぞれの特徴を確認していきましょう!

球種スイング軌道ボールの当てる位置打ち出す角度
トップスピンロブ打点の30㎝下からラケットを入れる真横あたり60~70度
フラットロブ打点の20㎝下からラケットを入れる斜め下60~70度
スライスロブ打点の10㎝下からラケットを入れる斜め下60~70度

トップスピンロブの特徴

●トップスピンを強くかけて相手の頭上を越えていく攻撃的なロブショット。

●高く上げたボールをコートに落とすためにスイングスピードを上げ、回転量をあげることがポイント。

スイングが中途半端になってしまうと回転量が足らずアウトの可能性がある。

●使用する場面:自分に余裕があり、攻撃的にロブを打ちたいとき。

フラットロブの特徴

相手ボールの力を利用して使用していくロブショット

●スイングしてあげるというよりはボールの斜め下をフラット面で触り運んでいくイメージ。

●女性の方でも上げやすく、フラット系のストロークを打つ方は通常のショットとロブを混ぜると効果的。

相手の力を吸収する必要があるので、相手のボールが強い場合は勢いを殺しきれず、アウトになってしまうこともあるので注意が必要。

スライスロブの特徴

●スライス回転でロブをあげることで、相手の強いボールの力を無力化しコントロールしやすい。

●スライス回転は逆回転がかかっているため、飛距離が出にくくアウトしにくい。

力のないボールに対しては自分から飛ばす必要があるため、短くなることがある。

●スライス面でボールを捉えるため、簡単にボールを上げることができ、ミスをしにくいのでメインで使用したい球種。

師匠
師匠

ダブルスで一番使用したのはスライスロブかフラットロブじゃな。

それぞれの特徴を理解したうえでショットの選択をすると、ロブマスターにグッと近づくぞ。

ボールの深さをコントロールしよう

師匠
師匠

次にロブの深さをポイントを紹介していくぞ。

☆ボールの軌道の頂点をコントロールすることが大事!

皆さんはロブを上げるときにどのようなイメージで上げているでしょうか?

多くの方は相手前衛の頭の上を抜こうとしてロブをあげていませんか?

これは一番やりがちなミスの仕方です。

下記の図を確認していきましょう!

ベースライン上から同じ強さのフラットロブを上げたと想定した図になります。

一番左のネットより奥にボールの頂点があるとアウトしてしまっているのがわかるでしょうか?

これは相手を抜こうとした結果このようになってしまいます。

また、ネット上にボールに軌道の頂点がある場合はベースライン手前に落ちやすくなり、相手前衛にも触られにくくなります。

テニスはコートにボールを落と競技なので、相手の立ち位置を基準に考えてしまうとミスが起こりがちになります。

ロブをミスしにくくなる方法は自分のポジションベースライン手前の落としたい位置真ん中にボールの頂点をコントロールすることです。

これは高度な技術になりますが、とても大切な考え方です。

是非、練習で意識してチャレンジしてみてくださいね!

テニ太
テニ太

難しそうだけどなぜロブをミスするのかわかった気がするよ!

練習で取り組んでみるね!

状況に応じてロブの上げる方向を考えよう

師匠
師匠

ロブのコントロールがわかったところで次は少し実践に近くしていくぞ。

☆つなぎのクロス、崩すためのストレートを使い分けよう

ロブは攻めと守り両方で使用できる効果的なショットです。

しかし、このショットの選択を誤ってしまうとミスをしたり、ピンチになることもあるので、改めて理解しましょう!

方向特徴
ストレートロブメリット:ストレートに打つことで相手をチェンジさせる可能性がある。
陣形を崩すことでポイントを取得率が上がる。

デメリット:距離が短く、クロスから来たボールをストレートに流すため
難易度が高い。
ロブが短くなれば相手前衛にスマッシュを打たれる可能性がある。
クロスロブメリット:クロスから飛んできたものに対して、クロスに返すためリスクが低い。
また、高さを出すため、相手前衛にも触られにくい。

デメリット:攻撃性がない。陣形を崩すことができない。

これらのメリット・デメリットを意識しながらロブを選択するようにしましょう!

そのロブは守りのロブなのか、攻めるためのロブなのかのメリハリがとても重要です。

ロブ=「すべて相手前衛の頭の上」にならないように注意しましょう!

まとめ:ロブを使って試合を有利に進めよう!

師匠
師匠

今日伝えたロブに関してまとめていくぞ。

☆ダブルスにおけるロブの有効性
相手陣形を崩しやすいから
スマッシュが得意ではない人が多いから
自分の態勢を立て直す時間をつくれるから

☆上げるときのテクニックとやりがちなミス
ロブの種類と特徴を知ろう
ボールの深さをコントロールしよう

☆状況に応じてロブの上げる方向を考えよう

ロブを有効に使えると大会ではかなり有利に試合を進めていくことができるので、
ポイントはしっかりと押さえておきましょう!

まずは練習でロブの深さのコントロールをし、攻めのロブと守りのロブで攻守のバランスをしっかりと取ってくださいね。

ロブだけでポイントを取ることは難しいですが、ポイントを取るためのきっかけのショットにはなります。

練習中に自分がここでロブを上げられたら嫌だなと思うときに同じことをやってみてください。

おそらく相手も同じように感じているので、有効打になりやすいです。

これから頑張ってロブを練習していきましょう!

テニ太
テニ太

ぼくもロブを使いこなして、ダブルスを有利に進められるようになるよ!

師匠
師匠

相手を動かすショットとしてリスクをなるべく抑えて打つことができるから、しっかり練習するのじゃぞ!

じゃが練習を一生懸命しているとケガをしてしまうこともあるじゃろう。

そうなってしまっては本末転倒じゃから、セルフケアや睡眠をしっかりとするのじゃぞ。

師匠
師匠

テニスは生涯スポーツじゃ。

人生で今が一番若いんじゃから始めるのに遅いはないぞ!

これからの人生、老化ではなく一緒に進化しつづけようぞ!

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